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将棋名人戦 捨駒一閃!! 

第37期名人戦今日は将棋名人戦での歴史に残る捨駒について書いて見たいと思います。将棋に詳しい人ならば、名人戦での歴史に残る捨駒といえばこの対局を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。そうです、1979年4月26・27日に行われた第37期名人戦七番勝負第4局、中原 誠 名人vs米長邦雄 棋王です(タイトル名は当時のもの)。この対局は相矢倉の戦型で進んでいきます。左図は82手目のもの、先手玉は△4八飛成(以下▲5八角は△同龍で論外。よって▲5八金だが△7七馬▲同玉△7八金▲6七玉△6六飛▲同玉△4六龍以下詰み)の詰めろ。


後手玉は詰みはないのでこのままではいけない。しかしここで受けていても一手一手なので▲3三桂成△同銀▲5四角△3一玉▲6二金と迫っても△4八飛成▲5八桂(左図)△7七馬▲同桂△7八金▲9八玉△8八金打▲9七玉△8七金▲同玉△7七金▲同玉△5七龍▲6七金△8六銀▲8八玉△8七銀成▲同玉△6七龍(右図)以下長手数ですが詰まされてしまいます。
これで中原陣崩壊かと誰もが思うでしょう。、ここで将棋の歴史上5本指に入るといっても過言ではない一手が出ます

第37期名人戦▲5七銀!!!いわゆるただ捨て、捨て駒です。銀を馬で取らせて後手の攻めを遅らせて、逆に先手の攻めを速くしようとする絶妙手です!!将棋の格言に「終盤は駒得よりも速度(スピード)」というのがありますが、正に▲5七銀はこの格言の見本といっても言ってもいい一手ですね。▲5七銀に△7七馬▲同桂としても金2枚では先手玉に迫れず、逆に角を渡して後手玉が危なくなります。また▲5七銀は利きも素晴らしいです。実戦は△5七同馬と銀を取っています。その後▲5四角△3一玉▲3三桂成△同銀▲6二金△4八飛成▲5八桂で91手目の図です。


前述した右の再載図と、左の91手目の図を比べて見てください。良く似ていますが後手の馬の位置が1つ違うだけです。右の図ではこのまま詰まされてしまいましたが、91手目の図では後手の馬が一路遠いために詰みを逃れています。先ほどの▲5七銀の効果がここで発揮されています。なおここで▲5八桂ではなく▲5八飛・▲5八金だと先手玉は詰まされてしまいますので、ここでの▲5八桂は絶妙のタイミングの合駒となっています。

第37期名人戦その後△3二銀▲5一飛△4一桂▲3二角成△同玉▲4三銀△2一玉▲4一飛成△1二玉▲2四桂で米長邦雄 棋王は投了しました。左が投了図です。△同歩は▲3二龍、△同銀は▲2二金△同玉▲3二龍です。
記事の題名に「捨駒一閃」と付けましたが、この局は正にそういった感じの局でした。なんか四字熟語にしちゃってもいいくらいですね、ははは





詳しい参考資料です

米長邦雄の家

是非訪れて見てください

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